水まわり４箇所（水まわり全体）のリフォーム施工事例です。
集合住宅のリフォームです。
キッチンはパナソニックのリビングステーションＬ（現Ｌクラス）、
浴室はＴＯＴＯのマンションユニットバス「WＧシリーズ」、
洗面台はＬＩＸＩＬのピアラ、トイレはＴＯＴＯのレストパルＬ型手洗いありです。
◎リフォーム部位：キッチン、浴室、洗面、トイレ（水まわり４箇所）
◎目的：以前から使いにくい水まわりだと思っていた。全体的にスペースが狭く窮屈に感じる。
キッチンと洗面室は特に狭く、作業がしづらい。
◎ご要望：水まわり全体をリフォームすることによって各スペースの配置替えをして使いやすくしたい。
キッチンは居間と対面式キッチンにしたい。
洗面室は、脱衣スペースと洗面スペースに分断させてドアで仕切りたい。
◎もともとの水まわりの間取り
◎新しい水まわりの間取り
水まわりすべてを解体して、キッチン室と洗面室の面積を少し広げ、
浴室は向きを変えてワンサイズ小さいタイプにし、トイレは向きを変えました。
【キッチンリフォーム前】
キッチンの奥に大きなパイプスペースがあるので、コンロ前のスペースがとても狭いです。
天井には複数の梁があり、キッチン室全体が狭く窮屈に感じます。
もっと明るく開放的で楽しく調理できるような間取りに変えることにしました。
【工事中】
【キッチンリフォーム後】
まず、浴室側の壁を解体し、キッチン室のスペースを少し広げました。
キッチンは“コの字型”の形状のキッチンにしました。
手前に置いていた冷蔵庫をキッチン室の中に入れたことで、居間から見たときの圧迫感がなくなりました。
今まではキッチン本体とキッチン周辺収納（食器収納や家電収納）は分けていましたが、
今回のリフォームではキッチン本体に食器を収納し、家電を置けるようにしました。
限られたスペースなので、少しでも広く開放的にキッチンを使うことを優先しました。
【浴室リフォーム前】
もともとは１４１６サイズのユニットバスでした。
今回のリフォームで、キッチンと洗面のスペースを広げるために１２１６サイズにしました。
【浴室リフォーム後】
【洗面室リフォーム前】
浴室前のスペース（脱衣スペース）と洗面台のある洗面スペースはカーテンで仕切っていました。
誰かが入浴しているときは洗面台を使うのに気を遣うとのことです。
もともとの洗面台の配置ですが、導線上、不便な位置に取り付いています。
特に一番奥にある洗濯機から洗濯物を運ぶ際などは洗面台が少し邪魔です。
朝の忙しい時間帯など洗面室を使う人数が重なるときは、いつも洗面室が狭くて大変とのことでした。
【洗面室リフォーム後】
洗面室に入るとさらに中にもう１枚ドアがあって、脱衣スペースは独立した空間になっています。
家族の誰かが入浴中でも、気兼ねなく洗面室に出入りできるようになりました。
洗面室の出入り口ドアは、通風３枚引き戸です。
このドアは開口部が広く、右側からでも左側からでも自由に開閉できます。
今までは誰かが洗面台を使っていると、洗濯機から洗濯物を取り出して後ろを通ることができませんでしたが、
洗面スペースと脱衣・洗濯スペースがしっかり分かれており、出入り口ドアの幅が広いので、
お互いの作業の邪魔をしません。
【トイレリフォーム前】
トイレの希望としては、とにかく掃除がしやすいことです。
【トイレリフォーム後】
手の届きにくい便器後ろ側の掃除負担を軽減できるレストパルにしました。収納もできるので便利です。
床材は全面セラミック素材の「ハイドロセラ」というＴＯＴＯ床材を使用しました。
壁の下半分はキッチンパネルを貼り、拭き掃除がしやすいように、
壁の上半分は調湿建材の「さらりあーと」という大建製壁材を使用しました。
トイレ本体だけでなく、床や壁も掃除がしやすく衛生的で、ニオイや菌対策ができる仕様にしました。
工事をして、「水まわりの配置は大切だと実感した」とのお言葉を頂戴しました。
向きや配置を変えとても使いやすくなったとのことです。
工期は１か月間、
工事にあたって空き家状態にして頂きました。
金額は約７００万円（税抜き）でした。（水まわり以外のその他工事も含む）
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