◎リフォーム部位：キッチン
◎目的：調理に使うものが取り出しやすく、調理しやすいキッチンにする為
【Before⇒After】
◎ご要望：
今までのキッチンは下台が開き扉なので屈んで物を取り出さなければならず、
収納物の出し入れが億劫だった。そのため普段あまり使わない物まで手の届きやすい調理台の
上などに置くのが習慣になってしまい、収納が活用できていなかった。
吊り戸はほとんど使わないが、うまく活用できる収納に変えたい。
リフォームすることによって物を整理整頓して収納でき、調理作業のしやすいキッチンにしたい。
◎工夫したポイント：
まずは収納を改善することが前提であり、調理台の上がすっきり片付き、
調理道具などがサッと取り出せて手際よく調理できれば調理もしやすくなると考えました。
キッチン下台の収納は引き出し式にしました。“何を、どこに”収納してあるかが
すぐに判別でき、手際よく出し入れしやすいように３段引き出しを多く組み込みました。
あらかじめ収納する“物”の居場所を決めてつくっておくためです。
（調味料は調味料専用引き出し収納をつけて調味料専用の居場所をつくりました）
吊り戸はほとんど使わないということでしたが、それは椅子や踏み台にのって
毎回収納物を出し入れするのが億劫だからでした。
ちょうど目の高さのスペースが活用できると、調理だけでなく準備・後片付けの
作業のサポートになるとご提案し、TOTOクラッソの「ドレスアップウォール」を
提案しました。この吊戸棚はちょうど目の高さの辺りに収納や食器の水切りがあるので、
通常の吊戸棚より低くて使いやすい位置のスペースを活用できるようになります。
収納を使いこなして手際よく調理作業ができること、
準備や後片付け作業もしやすいキッチンにすること、
キッチン調理台を広々使えるようにすること、をポイントとして商品のご提案をしました。
【キッチンリフォーム前】
下台は開き扉式の収納でした。奥にしまった物は取り出しにくく、
毎回屈んで取り出すのが億劫で、ナベやフライパンなどの調理器具だけでなく、
調理小物・調味料も調理台の上に置くようになっていました。
吊り戸は高さ70cmのものですが、頻繁に使えるのは一番下の段くらい。
それより上は踏み台を使わないといけないので、自然と物を収納しなくなりました。
キッチンの換気扇は椅子に乗っても手が届きにくく、掃除がしづらくて
最後の方はあまり掃除ができませんでした。
シンクは二層式でした。排水口が昔ながらのタイプなので、お手入れに時間がかかりました。
シンクの幅があるので、そのせいで調理作業スペースがとても狭く、まな板も置けませんでした。
【キッチンリフォーム後】
下台は引き出し式の収納にしました。
１つの引き出しを開けると中に内引き出しがついているタイプがよくありますが、
あらかじめ小分けに収納できるように引き出しの段が多いタイプにしました。
１段の引き出しのサイズが小さいので、引き出す際も軽くて引き出しやすいです。
吊戸棚は「ドレスアップウォール」という吊戸棚にしました。
この商品はＴＯＴＯクラッソの特徴だと思います。
ちょうど目線の高さの手の届きやすい位置に、小物収納と食器の水切りがセットできます。
洗った食器の水切り棚として使うために90cmの水切りタイプと、調味料や食料品・
調理道具などを収納するために75cmの収納タイプを取り付けました。
吊り戸上段は踏み台がないと物の出し入れができませんが、
毎日吊り戸（ドレスアップウォール）を使うようになり、
今までよりもずっと吊り戸を活用できるようになりました。
キッチン換気扇はお掃除のしやすいタイプにしました（ゼロフィルターフード）。
踏み台がなくても普段のお手入れがしやすい高さです。
内部の部品が簡単に着脱できるので、しっかりお掃除できそうです。
シンクはすべり台シンクというものにしましたが、排水口の形状が今までと異なり、
部品が小型でお手入れがしやすいです。
専用の浄水器を付けました。お茶などもこの浄水を使用しています。
汁物料理や野菜を洗う際にも使用できて便利です。
調理スペースが広くなり、まな板を置いてもさらにスペースに余裕があります。
コンロは、ガスからＩＨに変えました。安全性も高いですが、調理後の飛び散った油を
拭く掃除がとても簡単にできます。お手入のしやすさも良いと思います。
扉色が明るく爽やかです。
使用した設備機器は、TOTOのシステムキッチン「クラッソ」
壁付け Ｉ型 ２５５０サイズ 扉カラーグレード：４Ａ
工期は３日間、
工事金額は１６０万円（消費税抜き）でした。
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